【実は実話なんです】薬剤師の仕事2024.10.18

日々の仕事

こんにちわ〜、56-Quenjinho@です。

患者さんの薬に対する考え方

患者さんに薬の説明をしても、【どう捉えてくれるか?】で薬の服用を途中で止めてしまうということは結構あります。毎回しっかり説明することの難しさを感じます。

吸入薬の説明で・・・

先月吸入薬を初めて使う患者さんに薬の説明をしました。病気の背景として、年齢は80代男性、職業は大工(アスベストを取り扱った経験あり)、喫煙歴あり、現在も常に痰が絡み、今回急に酷くなったのでDRに相談し(定期薬+吸入薬)が処方されました。薬剤師としては慢性閉塞性肺疾患ではないか?と予測し説明をしました。そして「長く使う事になりますよ」と説明はしたものの、今月来局した時の処方箋には吸入薬が無かったのです。

本人曰く、「楽になったから直ぐ止めちゃった」と言われるのです。

「この状態になるまでかなりの時間が掛かっているはず・・・」と説明し、止めてしまうと再度同じ症状が発生すると説明したのです。最後には酸素ボンベを持たないと動けなくなるとも話しました。

すると、患者さんは「先生にも同じことを言われた」と、止めてはいけない薬なんだと理解してくれました。

病名や検査数値の情報がない薬剤師としては限界があります。経験上の想像を「これが正解です」なんてとても言えません。毎回「永遠のテーマ」のように思えます。

1回飲めば治るよね

風邪で病院に来て「薬が5日もでた?こんな風邪1回飲めば治るよ」って言われる患者さんがいます。患者さんにとってはタダの風邪かもしれませんが、僕は処方された薬から推測すると「既に肺炎を起こしているのでないか?」「五臓六腑に菌が感染して炎症を起こしているのではないか?」などが考えられるよと話します。そして、菌は直ぐに死んでくれないからしっかり治療しておきましょうと話します。5日後にその患者さんが再度来局されなければ「ああ、良かったね」という事になります☺️

全ての生き物は、細菌やウイルス等との戦いで勝ち残ることで生命を維持しています。安易に考えないでいて欲しいものです😅

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